機能性ディスペプシア

 機能性ディスペプシアという疾患は、胃の不調があるのに、内視鏡などの検査では異常が見つからない状態を指す病気です。以前からの言い方では、慢性胃炎の一部、神経性胃炎、胃アトニー、胃下垂症、胃けいれん(軽度)、胃弱などと言われたもので、それぞれ検査では問題が見つからない胃の症状を言います。
 この機能性ディスペプシアは、2013年に保険診療として承認されており、それまでは疾患の扱いをされていなかったという訳です。
 それでは今まではどの様なあつかいだったのかといえば、「気のせい」です。しかし、中医学の概念では立派な疾患としてあつかわれ、その治療も豊富にそろっており、今更なんのお話なのかということになりますが、今後頻繁に使われるであろうこの言葉をコンテンツ上にアップして考えていきます。

 このコンテンツの西洋医学的内容は、世界消化器学会が定義した、Rome IV基準を尊重してお話を展開していきます。学会が定義した機能性消化管障害(Functional Gastorointestinal Disorders) FDIG は大きく3つの種類があり消化管のどの部分に症状が出るかによって名称を分けています。機能性ディスペプシア(FD)は、胃部の不快感です。

 FDIG(機能性消化管障害)3つの分類
 機能性ディスペプシア(FD) 胃の痛みやもたれ、早期飽満感など
 非びらん性胃食道逆流症(NERD) 胸やけ、のどや口に酸っぱいものが上がってくる感覚など

 過敏性腸症候群(IBS)

腹痛、便秘や下痢、お腹の張りなど
 これらの3つの症状は単独、または複数併発することもあります。また、倦怠感、肩こり、手足の冷え、立ちくらみ、背中の痛みなどの全身症状や不安、抑うつなどの精神症状を伴うケースもあります。

 機能性ディスペプシアの診断・症状

呼  称

症  状
心窩部痛
 みぞおちの痛み
心窩部灼熱感
 みぞおちの灼ける様な感じ
食後の胃もたれ
 食事後胃が重く感じる
早期飽満感
 食事開始早々、満腹感を感じ、食が進まない
 診断には、これらの症状が6ヶ月以上前から単独、または両方同時に出現し、過去3ヶ月間週に数日程度症状が持続しているという条件が必要です。
 病型の分類
心窩部痛症候群(EPS)
 心窩部痛または、心窩部灼熱感のいずれか、または両方現れるタイプ。
食後愁訴症候群(PDS)
 食後の胃もたれ、または早期飽満感のいずれか、または両方現れるタイプ。
混合型(EPSandPDS)
 これら上記の型の重複型がある
 治療方法に関してはすでに、中国医学では確立されており、その治療方法は割愛させていただきます。近年においてその呼称が変わってきましたという事でUPいたしました。



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