夜尿症、遺尿、
   おねしょを考える こんた治療院
 今回のお話は、子どもの夜尿症についてのお話です。毎年私は、修学旅行シーズンになったり、夏のキャンプのシーズンになると小学生のお子様の夜尿症の相談があります。しかしながら、この夜尿症は子どもだけではないのです。

 夜尿症とおねしょの違い
 

 夜尿症とおねしょは、医学的に分類が違います。どう違うのかというと、乳幼児に見られる夜間尿(夜尿)の事を『おねしょ』といい、5歳〜6歳以上に見られる夜間尿(夜尿)を『夜尿症』といい、病的位置付けをなすのが夜尿症なのです。(私個人の考えは小学校高学年から夜尿症という事が正しいのではと考えています。)
 しかしながら、この夜尿症にはまだまだ不可解な事が多く、医者の見解によっても子どもの管理に違いがあると私は感じております。その不可解な部分を日々研究しつつ、今日まで夜尿症を追い続けております。

 
 年令による問題 幼稚園
 

 赤ちゃんは毎夜おしめの中でおねしょをしています。この現象が基本的に消えて早い子では2歳ぐらいからおねしょが無くなってきます。しかし慌てる事はありません。発育成長の過程では個人差がこの頃には大きいのです。さらに3歳、4歳となるにしたがって、おねしょをする割合が少なくなってきます。
 一般的に早くおむつがとれたと喜ぶお母さんがいますが、本当の意味でおむつがいらなくなるのが、幼稚園でも2年目ぐらいです。その本当の意味とは、小脳の発達と関係があります。まだ幼稚園に入れない子どもは、おしっこが膀胱にたまると脊髄の反射によっておしっこを出そうとします。しかし、幼稚園に入る頃になると小脳の発達により、おしっこをがまんしたり出したりと、脳がコントロールできるようになるのです。ですから、今まだおむつか取れないと悩んでいるお母さんは子どもが幼稚園に上がる前におむつを取りたいとあせらなくとも心配はいらないのです。
 そして、おむつが取れる頃になると、おねしょもぐっと減ってきます。この頃になると身体も大人と同じ機能が段々とそろう様になってきます。

 
 年令による問題 小学校 おねしょをみんなでやっつける!!
 

 小学校にあがると、幼稚園児とは違い、日に日に身体は成長して身のこなしもずいぶんと変化が出てきます。精神面での成長も非常に感受性が豊かになってきます。もちろん!おねしょに対するばつの悪さを実感してくるのも小学校からです。下に年の近い弟や妹がいるとおねしょのプレッシャーも倍増です。この頃になると親もおねしょに対する心配も段々と人に相談をするほどになり、ついついおねしょに対しての問題を子どもに「しつけ」の枠から指導したくなってしまいます。しかし、それは無意味であると断言いたします。子どもは無意識のうちに、おねしょをしているからなのです。
 この無意識という言葉はある意味 子どもにとって、実は親に訴えたい事の一つなのです。『おかあさん、ぼく無理におねしょしているんじゃないんだよ、どうしたらいいの?』と言いたいのです。こうした事をわかってあげられると、子どもは非常にリラックスできます。子どもが感受性豊かになるこの時期に、物事の良い事悪い事が明確に理解できるようになって、自分自身で解決できる事が増えてきている事に対して、おねしょは自分ではコントロールできない、本当に子どもにとって辛いものなのです。
 昔から、子どものおねしょと夫婦喧嘩は関係があるとされてきました。今の概念からはそうした事は無いという先生がいますが、たいがい私の体験した例ではそうした事実関係は少なくありませんでした。子どもの前で親が怒鳴りあっている環境は一般的にも良いものではありません。ましてや、子どもの事について喧嘩をするならば、心的外傷による問題は感受性が発達してきた子どもにとっては本当に辛いものです。
 子どもを取り巻く環境を見直す。これは、おねしょをみんなでやっつける! という事で家族の人たちが子どもに対してやさしく見守る環境を整えてあげる事が大切です。事実、おねしょはいつ治るのかは誰にも予想できないのですから、あせりは禁物でじっくり構えてゆく事が必要なのです。

 
 年令による問題 中学生〜成人
 

 中学生になると本人の悩みはまた非常に深刻です。小学校のキャンプや修学旅行をなんとかクリアできたけれど、実際には治っていないという子どもの気持は複雑です。女の子は月経も始まるこの時期には、病院へ行くのもいやがる子が多くなります。親にとってもため息の連続、子どもにとってもため息と不安の連日連夜です。勉強も手についかないなどイライラが増してくるのも理解できます。
 成人ですとなかなかこうした相談を受け入れてくれるのか心配で、医療機関への受診ができずにいる人が多い様です。特に女性の場合は、結婚等ひかえている方にはこうした事情はひどく深刻になります。恥ずかしがらずに私達の治療をまず受けてみてはいかがでしょう。女性の場合ですと頻尿や尿もれの悩みの人も多く来院しています。夜尿に関してもそうした問題と同様と考えて受診する事が解決の方法の1つになればと思います。

 
 年令による問題 高齢者
 

  現在では介護されている高齢者の方々の夜尿に関しての工夫がされているようですが、実際には改善が非常に困難になっているのが現状です。高齢者の場合、水分の摂取の不足による脱水症状に注意をする事が重要であると考えていますので、子どものように夜間水を取る事を制限してはいけないと思います。それは脳梗塞や心筋梗塞を注意するには脱水状態が一番危険だからです。
 無理な夜尿指導はせずに、むしろ乳幼児と同様に考える事が家族には必要なのではないかと思います。

 

 まず、おねしょの相談を病院でしてみましょう! 子どもなら小児科です。大人なら泌尿器科へ。
 

 子どもの夜尿についてはたいがいのケースでは、膀胱の器質的病変ではなく機能的問題が多くを占めますので、小児科での先生の診察からスタートです。小児科の先生の指導下の基に必要であれば泌尿器科の先生にバトンが渡されます。
 大人のケースでは泌尿器科へ受診して器質的問題等がないかを相談する事が大切です。

 
 頑固な夜尿症は、鍼治療と病院の治療を併用してみましょう。
 

 膀胱の器質的問題がなければ、どの年令でも鍼治療は開始できます。私は必ず病院の診察を指導しながら、夜尿症を治療してゆきます。短期間で結果の出る人もいれば数カ月かかる人もいますが、いずれも治療の有効性があると考えています。
 そうした事に悩みを抱えているのならば、一度は鍼治療を試してみてはと思います。私達の治療は肩こりや腰痛だけでなくこうした分野にも治療方法を持っていますので、御相談下さいませ。

 
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