夏に増多傾向が見られる脳梗塞は、動脈硬化を基盤とした脳梗塞で、アテローム血栓性脳梗塞とラクナ梗塞が多いとされています。外気温の上昇により、身体の水分が減少するいわゆる脱水状態により血小板の作用によって血栓ができる事が大きな理由です。
予防においては、充分な水分の摂取と室内の温度環境の管理が大切です。夜間においては充分な給水を取ってから就寝し、起床時にもすぐに給水をこころがけることが大切になってきます。
しかしながら、高齢になって夜間のおトイレの回数を減らす為に飲水をさける方がいますが、一般的に高齢者の場合の夜間の排尿回数は3回前後は普通と考えて下さい。加齢により膀胱の硬化が生じ、少ない量で尿意を感じるというのが一般的見解です。ですから、給水は充分に行う事が大切なのです。