総括として、この様な合併的に起こる症状は女性だからこそ起こるものと私は考えています。つまり女性の肩こりは男性の肩こりとは違うというのが私の持論です。その持論の証明として多くの女性の肩こりの不快感の表し方が、ランキングに現れていると思います。昔から女性は“血の道”といわれるくらいに、月経との縁が深い事がわかります。
これを男性を対象に行った場合は、ランキング表示できないくらいバラバラに合併的に起こる症状があげられ、職業的要素が強くなってきます。女性の場合は職業的要素の前に、女性の生理機能要素を基礎に考えて肩こりを治療してゆく事が必要であると私は考えています。それゆえに、全年齢層に女性であれば肩こりは出てくるものと考えられると思っています。
また、社会的背景の変化に伴って強調される不快感として、ストレスという大きな得体の知れないものも今や大きな問題とされ、それによって
うつ傾向 を呈する人が多くなっています。肩こりの合併症にベースを広げる問題になっていますが、現代の日本社会においての影響だと考えています。