今回のお話は、歯の問題について考えます。私は歯科医師ではありませんので、針灸師として歯の違和感をどの様に考えているかというお話です。そのため、実際に歯科医の行う治療法などは直接専門医に相談するか、専門の歯科医のホームページを参考にして下さいませ。
 なぜ歯の違和感?というと、実は口腔外科などで様々な治療を受けていても、歯の違和感の原因が解らないという人の治療を手掛ける事もありまして、すこしでもそういう人の参考になればと思い執筆いたしました。
 
歯のどういう違和感か?
 
Aさんの場合
 歯の治療をしていて、段々と痛みを感じるようになりました。担当医に相談したところ、神経の処置も終わっているので、痛むべき問題はないといわれ、今度はその隣の歯を治療しました。ところが痛みは同じで、その旨を先生に相談すると今度は先生が、うちの手におえないので、口腔外科を紹介するというので、口腔外科へ行きました。口腔外科では特に問題はないので、処置の方法がありませんという事でした。しかしAさんが今回悩み続ける歯の痛みは、確かに治療を開始してから痛みだしたものだと言います。Aさんは再度、歯科医院へ行くと今度は心療内科へ行く事を勧められました。そこでAさんは別の歯医者に相談しましたが、うちで取りあつかったものではないので、はじめに行った歯科へ行きなさいといわれてしまいました。そしてAさんは巡り巡って、私の所へ治療に来ました。Aさんは私の患者さんの友人です。
 Aさんは下の歯を治療したといいます。見ると外見からは別段これといって変化しているものはありませんでした。外から問題の部位あたりを触っても特には問題がありませんでした。Aさんの痛みは、歯を噛み合わせると特に出現すると言う事でした。
Bさんの場合
 抜歯をしてから、なんだか歯の違和感が出てきました。最初は噛み合わせが悪いからと思って放っといたのですが、新しい歯が入ると更に違和感から痛みのようになり、食べ物を噛むとなんとも不安定で仕方なくなりました。歯医者に相談しても、その様な感じは治療の為では無いと言われ相手にされなくなってしまったという事です。
  Bさんは、実は手の痺れで私の所へ来院し、治療中に相談を受けました。「先生、歯の痛みって鍼で治りますか?」という事で、Bさんの状況を詳しく聞く事が出来ました。

 
歯の違和感
   現在も、歯の違和感でお悩みの方は結構いるようで、私も鍼治療をするようになってこの種の歯の違和感を治療した数はぼちぼちと増えています。なぜか、原因が解らないと心療内科へまわされるケースもあり、私としては1度は鍼治療をしてみたらどうかと思っています。来院する患者さんにどうして原因不明なのに治療が出来たのか?と聞かれますが、中国医学はもともと病名に対する治療ではなく、症状に対する治療なのだと説明すると、解ったような解らないような感じです。つまり歯の違和感という感じだけでなく、どの様な違和感を感じるのか?どんな時?などを参考に、治療方法を決定してゆきます。ですからAさんとBさんの治療は異なった治療をしました。それぞれの歯の違和感は全く違うものと臨床的に私は考えています。つまり個人によって歯の違和感は違うという事です。ただ形容できない不快感なので違和感としか伝えようがないのです。  
私が聞き出したい事とは?

 

 私が歯の違和感があるという人に聞き出したい事と言えば、食べ物を噛んだ時に発生するのか?常時違和感があるのか?出血をともなった治療をしたか?歯茎からの出血をしやすいか?発病時と現在ではその違和感が強くなっているか?変わらないか?などです。後は患部の状態を見て治療を決定してゆきます。また総合的にその人の現在の健康状態を参考にする事も大事な要素です。
 私たちの仕事は、身体のいたるところの治療も担当します。肩こりや腰痛にかぎらず、神経の治療や様々な身体の各部位の機能改善をしますので、別に歯の違和感を鍼治療で改善することは特別な事ではありません。
 
歯はイライラしやすい
   歯はどんな人でもイライラしたり、怒りっぽくなったりと、精神的に不安定になりやすいです。是非とも早期に治療して改善しておくと良いと思います。やはり長期にわたると鬱症状等をひき起こし、心療内科の受診をすすめられるケースも多い様です。その様な事にならない為にまずは、鍼治療をしてみてはいかがかと思います。現在その様な症状で長期的にお悩みの方は、あきらめずに鍼治療をしてみてはいかがでしょうか?  
この問題については追って考えてゆきたいと思います
   歯の違和感については、様々なケース等を今後も可能であるなら紹介したいなと思います。また皆さんからの御意見をいただき形あるものにも変えてゆきたいとも思っております。御質問等ありましたら治療の窓よりメールをお待ちしております。  





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