俗にいう五十肩とは医学的診断名は慢性肩関節周囲炎と言います。
ちなみにおとなりの中国でも同じ漢字を用いて、五十肩(ウーシージェン)と日本と同様の事を言っています。やはり意味は五十代に多いからです。しかしこの慢性肩関節周囲炎は、四十肩(しじゅうかた)とも言われ始め、現在日本ではさらに30代にも増えてきています。
この肩周りの炎症を伴う痛みは、慢性的にくり返し起こります。慢性期は患部を温める事により痛みは緩和しますが、再び炎症が強くなると、冷湿布にて患部を冷やす事で炎症による痛みは緩和します。重症になってゆく人は、こうした炎症の繰り返しで、肩関節の可動域、つまり肩を上げる角度が段々と制限を受けて挙らなくなるのです。