私は慢性腰痛でお悩みの人にお話をするときには、上手に付き合う方法を一緒に考えましょうと話しています。それは私も同じ様な体験、同じ様な事を考えたからです。
腰痛になると、気持ちはまず先に情けなくなり、何日かその状況が続きます。状況が思わしくないと、通院や治療したほうがいいのかなと思うと、不安やイライラが入って来ます。「あーっ何で治らないんだろう?」と少しやけになって来ます。すると元気な時の自分を忘れるころ、今度は憂鬱になってしまい、眠れない元気が出ないなど完全に精神的にショックを受けて来ます。
整形外科へ行ってみようと思い、通院するけど思うように改善してこない。こんな時、治療家が無責任に「腰痛は我が治療院ですぐ治りますよ!」と言葉を患者に投げかけると、「そうか!すぐ治るんだな!」
と思い込み、治療を受けてみる。しかし、一筋縄ではいかないものだったりすると自分の方であきらめてしまう。こんな事をくり返すうちに、さらに精神的問題は深い所まで達しています。すると、もう何をやっても効かない、自分はもう治らないし、腰痛なんて治らないじゃないか!と怒りと落胆を感じてしまいます。
様々な意見をまとめると、この様な事が多くの場合にみられると思います。ではどの様につきあうのか?私の考える所ではこんな感じです。