これは腰部を支える筋肉の発達に関係しています。サッカーなど走るスポーツでは主に下肢の筋肉が発達してきます。その筋肉の発達の度合いで話をすすめると、腰部を構成するための組織はまだまだ未発達で柔らかいのです。少年サッカーですとフィジカルトレーニング(筋肉強化訓練)専門のコーチなどがいない為、ほとんどが実践型練習になってきますので、なかなか子供ひとり一人の状態に関心が届きません。話をもとにもどすと少年サッカーでの腰痛は、『硬い台の上にのったプリン』という感じで、鍛えられた硬い下肢の上に柔らかい未発達の腰部がプリンのように乗っていると言った状態なのです。このような状態で運動をすると腰痛が発生しやすいということです。この事は大人が子供に注意してあげなければならないことですが…。
当然こういったケースでも治療が必要になってきます。安静だけでは回復に時間が必要です。